シアトルの航空博物館へ行った時の話。
おはようございます。パイロットを目指すサラリーマンです。
大学院を卒業する間際、今年2018年の3月に、ふと思い立って1人でバンクーバーとシアトルを訪ねました。
ちなみにこの旅行の目的は、
海外のフライトスクールを自分の目で確かめること
でした。
このフライトスクール巡りはまた別の記事で書くことにして、バンクーバーから格安バスに乗ってシアトルに行き、航空博物館 (The Museum of Flight) を訪れた時の話をしたいと思います。
バンクーバーからシアトルへの行き方→格安バスがオススメ
バンクーバーとシアトルは国境を挟んで車で2〜3時間と、比較的近くの距離にあります。
バンクーバーからシアトルに行く方法としては、大きく分けて
- レンタカー
- 格安バス
- 列車
- 飛行機
など色々ありますが、私は格安バスを使って行きました。格安バス会社にもいくつかあって、
- Greyhound
- Boltbus
- Quick Shuttle
などその他いくつかあります。私が選んだのはBoltbusでした。
Ticketの予約方法
BoltbusのHPからの予約の大まかな流れは以下の通りです。
- 出発地と目的地、乗車日時、乗車人数を選択
- 往路と復路それぞれ乗車する便を選択
- 必要事項の入力 (氏名や連絡先、カード情報など)
- 支払い (クレジットカード決済)
日本のそれとあまり変わりませんね。
私はバンクーバー-シアトルの往復分を購入しました。
購入手続きが完了すると、confirmation(確認)と共にTicketがメールで送られてきます。私が予約した便はこんな感じ。
往路便 06:30 AM バンクーバー発
復路便 06:00 PM シアトル発
気になる価格ですが、
往路が$23.00
復路が$20.50
となっています。思っていたよりも割と安いですね。予約したのは乗車日の1週間前と割とギリギリでしたが、予約は早ければ早いほど安くなるようです。
ちなみに※カナダドルではなくUSドルであることに注意が必要※です。
バスに乗車!
午前6時にバンクーバー側からの出発駅である、Pacific Central Stationへ。
バス乗車に際しての注意点をまとめるとこんな感じ。
- 駅ではいくつかのバス会社毎に乗り場が分かれているものの、乗り間違える事のないよう注意
- 国境では入国審査があり、入国カードの記入を済ませ、すべての手荷物を持っておかなければならない
乗車の際にはパスポートとeメールで送られてきたチケットを提示します。
乗車後、車内で入国カードが配られます。入国カード記入のためにシャーペンが必要でした。隣のカナダ人の方が持っていなかったので貸してあげました。持って行くことをオススメしますが、持っていなくても隣の人にでも借りれば大丈夫です。
発車してから1時間ほど走ると、いよいよ国境です。島国日本では味わえない陸路での越境に、めちゃめちゃテンションが上がりました。
こんな感じで乗用車とトラック、バスでレーンが分かれてました。
これが国境。意外と普通の建物でした
入国手続きは空港でのそれとほぼ同じ。持参した荷物はすべて持って行く必要があります。私はボディバッグ1つでしたので身軽でした。
バスの乗客全員分の入国審査が完了するまではバスが発車できないのですが、私の場合は非常にスムーズに進み、30分ほどで全員の入国審査が完了しました。
国境を越えてからはさらに2時間ほどハイウェイを走り、10時過ぎにシアトルに到着。
シアトル中心部から航空博物館へ
スターバックス1号店やシアトル・マリナーズの本拠地であるセーフコ・フィールドなど名所は色々ありますが、私の目的はただ一つ。そう、航空博物館です。
シアトルではバスや電車などの公共交通機関において、オルカカード(Orca card)というプリペイドカードを使います。google mapで「orca card」と入力すれば、取り扱い窓口が表示されますので、そこでorca cardを購入しましょう。$10のデポジットが入ったものを購入しました。
さてオルカカードも手に入れたところで、航空博物館に向かいます。航空博物館は少し市内から離れた場所にあり、所要時間はバスで30分ほど。旅行を通して大活躍してくれたGoogle mapは本当に偉大でした。
30分ほどバスに揺られ、いよいよ航空博物館に到着しました。
カッコいいです。航空ファンには堪らないですね。看板が見切れているのが残念です。笑 もっと写真の腕を磨きたいですね…
いよいよ航空博物館へ。展示物の数々
入館料として、$20.00をカードで支払い、いよいよ航空博物館の館内へ。
まず現れるのは、すごい数の飛行機の展示物たち。中でも迫力があるのは…
超音速高高度戦略偵察機として活躍したSR-71、通称ブラックバードです。写真だと十分に伝わらないのが残念です…。ちなみに記録された最高時速はマッハ3の3,529 km/h。旅客機の3倍以上の速さです。地上から見てみたらどんな風に見えるのでしょうか。すごく気になります。
道路を挟んで向かい側にある、ハンガーのような展示スペースでは、本当に色々な機体が展示されていました。
B-29です。実物を見たのは当然ながら初めてでした。。
超音速旅客機であるコンコルドのキャビンです。
Boeing 787 Dreamlinerですね。
ランディングギアには我が日本が誇るブリヂストンのタイヤが使われていました。
エンジンはRolls Royce社製。
普段では中々見られないアングルですね〜。
如何でしょうか。今になってもっと写真を一杯撮っておけば良かったと後悔しています…
他にも、飛行機が辿ってきた変遷と発展の歴史も知ることが出来ます。
12時から16時くらいまで目一杯楽しみ、バスに乗って航空博物館を後にしました。
感想としては、4時間あってもまだまだ見所がたくさんあったという感じでしょうか。
おまけ:シアトルの街並み
シアトルの中心部に戻ってきたのが16時半ごろ。航空博物館で歩き回って疲れていたため、観光をする気にはなれませんでしたが、少し街をブラブラしました。
そこで見つけたのは、紀伊国屋書店でした。
遠く離れた異国の地で、故郷である日本を感じさせてくれました。店員の方の中には日本人の方もいらっしゃり、この旅行を通じて久し振りに日本語で会話しました。笑
ちなみにこのkinokuniyaで、となりのトトロの北米版(My Neighborhood Totoro) のDVDを英語学習のために購入しました。笑
その他には、宇和島屋(宇和島屋 - Wikipedia)と呼ばれるスーパーマーケットに立ち寄りました。日本で宇和島屋というスーパーを見たことが無かったのですが、この宇和島屋はなんと、愛媛県宇和島市出身で、渡米していた森口富士松さんという方が1928年に創業・設立したのだそうです。
はるか昔に、故郷を離れ異国の地で活躍した日本人がいたことを知り、胸が熱くなりました。
終わりに
如何だったでしょうか。今回は航空博物館を訪れた時のことを記事にしました。決して簡単に行ける場所ではありませんが、格安バスを使えば、ある程度まとまった旅程の中で訪れることは難しくありません。
アメリカ西海岸やカナダのバンクーバーを訪れた際には、航空ファンの方はもちろん航空ファン以外の方にも見所の多い街であるシアトルも訪れてみては如何でしょうか。
それでは今回はこの辺で失礼します。