社会人からパイロットへの転職を目指す。

エアラインパイロットを目指すサラリーマンのブログです。自費でのライセンス取得を視野に入れており、ライセンス取得訓練の為の資金調達からセーフティネットの構築、日々の健康管理、勉強法など、パイロットを目指す全ての方のプラットフォームとなるようなブログにして行きます。

バンクーバーで訪れたフライトスクールまとめ

昨年3月に、卒業旅行とフライトスクールのを兼ねてカナダの西海岸に一人ふらっと行ってきました。その時に訪ねたフライトスクールについてまとめました。昨年3月の情報ゆえ、鮮度としては高くありませんが参考までにどうぞ。

 

バンクーバーダウンタウンからBoundary Bay Airport へのアクセス

基本的には中心部から電車及びバスを乗り継いでの移動になります。アクセスの概略はこんな感じ。

中心部の各駅から電車(スカイトレイン)に乗り、Bridgeport駅で降車。

Bridgeport駅の7番バス乗り場から、601系統のサウスデルタ(South Delta)行きに乗るか、3番バス乗り場から620系統のツワッセンフェリー乗り場(Tsawwassen Ferry)行きに乗り、Ladner Exchangeまで行きます↓。

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更にLadner ExchangeでC76系統のスコッツデールエクスチェンジ(Schottsdale Exchange)行きに乗車し、Churchill St.で後車します。

 

バス停の目の前にBoundary Bay Airportがあります。アクセスを図としてまとめるとこんな感じでしょうか。

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Boundary Bay Airport周辺のフライトスクール

バスに揺られて空港に着くと、小さなターミナルが遠くに見え、上空には訓練中とみられる小型機のエンジン音が。

 

晴れ渡る空の下、気持ちの良いエンジン音を聴きながらバス停から3分ほど歩くとフライトスクールらしき建物がちらほら見えます。

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私が知る限りでは、下記の4つがありました。

  • Canadian Fright Centre
  • Sea Land Air
  • Pacific Professional Flight Centre
  • Pacific Flying Club

 

このうち、Pacific Flying Clubを除く上3つのフライトスクールに凸してきたので、順に説明します。

 

Canadian Flight Centre

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とりあえず一番最初に訪れました。受付には女性の方が。恐る恐る、

 

Ah----、I’m 〇〇(自分の名前) and I’m a traveler from Japan, and I’ve been here in order to look around some flight schools in Vancouver......Can I have something about this school??

 

こんな感じのことを若干挙動不審になりながら話しかけた気がします。すると、めっちゃ素敵な笑顔で丁寧に応対してくれました。話を聞くと、日本人のフライトインストラクターの方がいらっしゃると言うことで(驚き)、その方に取り次いで貰えることに。その方から色々とお話を伺ったので、下記に記します。

 

メモ

  • 陸上単発用の訓練機はCessna172もしくは152
  • Ground School(座学)を、1年単位でオンラインで提供しているため、分割渡航でのライセンス取得も可能
  • ライセンス取得コースはいくつかあり、その内Professional Pilot Programを選択すると、Stugy Permit(学生ビザ)を申請できる。

 

分割渡航ではなく、6ヶ月以上の期間滞在してFull timeでの取得を目指すならばProfessional Pilot Programも選択肢に入るかと思われます。

 

Sea Land Air

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こちらも日本人のフライトスクールの方がいらっしゃいました。素敵な女性の方で、訓練の合間を縫ってお忙しい中説明して下さいました。

 

メモ

  • 陸上単発用の訓練機はDA20(もしくは40?)
  • Full time studentが30名程度
  • 日本人フライトインストラクター2名

 

一時間あたりの訓練費用としては、

インストラクター料   $50-60/hour

機材レンタル料          $140/hour

計                               $200/hour 程度

に加えて、場合によってはfuel surchargeも課されるとの事でした。訓練費の相場としてはどのフライトスクールも大差ないとの事でした。

 

 

Pacific Professional Flying Club

次の日の行きのバスでたまたま乗り合わせた、メッシにそっくりな巨漢(以後巨漢メッシ)がこちらのフライトスクールの生徒で、バスの中で色々話をしていたところ、案内してくれるということに。

 

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巨漢メッシからスクールのマネージャーの女性の方にバトンタッチしてもらい、施設の中を見学させてもらいました。

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フライトシミュレータも。IFR訓練の設備が充実している印象でした。また、hangerも見学しましたが、多発機の数も多く、訓練設備としてはBoundary Bay Airportのフライトスクールの中では1番という感じでした。実際に巨漢メッシも、

バウンダリーベイ周辺のフライトスクールならProが1番だろ!」

って言ってました。

 

ただし、Ground Schoolは実地のみでonlineでの提供は無いとのことで、分割渡航での取得は不可能ではないにせよ、厳しそうな印象も受けました。

 

西海岸フライトスクールの特徴(気候、生活環境…etc)

飛行訓練に重要な気候ですが、バンクーバーを含むアメリカ西海岸地域は概して冬場の天候に恵まれないようです。ですので、分割渡航で冬季休暇を利用を計画している場合には注意が必要かもしれません。

 

また、Boundary Bay Airport はバンクーバーの中心部から最も近い訓練地域の1つですが、それでも決して近いとは言えません。しかもバスの最終時刻がPM6:00くらいと日本に比べて幾分早く、訓練期間中の宿泊先の選定には注意が必要だと感じました。

 

市街中心部に比べると選択肢は少ないですが、Airbnbで空港近辺のフラットを借りるのが良いでしょう。

 

終わりに

今回は私が見学させていただいた3スクールについてのみ紹介しましたが、これ以外にもフライトスクールは多く存在します。

また注意点として、現在カナダのフライトスクールでは生徒数がかなり多く、予約待ちのような状況にあるフライトスクールも多く存在するようです。

こちらのツイートにもあるように、カナダはUSに比べて移民に対して寛容であることも一因としてあるのかもしれません。

 

また本記事では情報の鮮度も決して高いとは言えませんので、カナダでの訓練を本気で検討される方はご自身でHPを検索し、コンタクトを取るなり、実際に足を運ばれるのが良いかと思います。

 

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因みにバウンダリーベイ空港を後にした後、Tsawwassen港からフェリーでバンクーバー島に移動し、ビクトリアを訪れます。ビクトリアでもいくつかのフライトスクールを尋ねましたが、こちらに関してはまた別記事で。

 

Today is the first day of the rest of your life!

 

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体験フライトをした際の記事です。体験フライトを申し込むには、渡航前にメールでフライトスクールにコンタクトを取り、日程を押さえておく必要があります。価格は概して$80-100程度で、日本の5分の1~3分の1の価格で空を飛ぶことができます。

www.pilot-naritai25.com

 

 

 よろしければ此方の記事もどうぞ。バンクーバー⇔シアトルの移動に関しては高速バスでの移動が低コストでお勧めできます。

www.pilot-naritai25.com